
住まいと健康
家づくりで決めることや知っておくべき事は、外観や間取りの事だけではないと思うのです。
住宅にはさまざまな材料が使われておりますが、それぞれに耐久性や寿命があります。 それらは出来るだけ長い方が良いと考えます。
また、住宅の仕様によっては、シックハウス症候群等の健康への懸念も大きくなってきてしまいます。
例えばですが、断熱材ひとつ挙げても色々な種類があります。それぞれに特徴があり、見逃せないデメリットも存在します。
しかし、お客様が建てられる住宅の仕様は、我々が押し付けるような事ではなく、最終的にはお客様が決めるべきだと思います。
ご家族でしっかり話し合って決めたことならそれで良いと思いますが、問題は選択肢を提案されていない・・・つまりは知らなかった。という事だと思うのです。
間取りや見た目の仕様と違って、健康や建物の耐久性に関わる事は、後に重大な問題や悩み、そして支出に発展する可能性があります。
その様な事にならない為にも、大切な予算をどのように使うのか?をしっかり検討と相談ができる設計事務所であるべきという事が、我々の信念であり、NATURAL建築設計の家づくりに対する考え方です。
このページでは我々が長年の建築との関わりの中で知った、住まいと健康の関係性についてご紹介させて頂きます。

国が推奨していても「安心」ではない。
みなさんが、大手ハウスメーカーで家を建てたいと思う理由の一つは、長期優良住宅に代表されるように、「国が推奨しているから」でしょう。
また、有名人を起用したCMの印象が強く、「ここなら安心だ」と思っているからかもしれません。
しかし、「国の法律は大手メーカーを守るためにできている」と聞いたら、みなさんはどう思いますか?
2000年に住宅業界に「性能表示制度」ができました。これは、「家に使用される部材の品質は、一定が望ましい」と国が定めたものです。その結果、工場でつくられた工業製品が「良い材料」とされ、自然素材のような、強度や、含水率、形が一定でないものは、「望ましくない材料」とされたのです。
また職人の腕に頼るのも、人によって、あるいは地域によって、力量や造り方が違うことから一定の品質になりにくいと、職人の腕をできるだけ排除した工法が求められました。
材料のみならず、施工方法においても「工場化」が支持されたのです。
結論として、工業化製品を多く使用すれば、家の等級が高くなり、補助金や住宅取得税などが優遇されるようになったのです。その最たるものが、今の「長期優良住宅」です。
そして、その成り行きとして、手造りの家がどんどん少なくなっていきました。なぜなら、ユーザーの認識が変わり、工業化製品で造られた家を求めるようになったからです。昔ながらの自然素材の家は、隙間ができたり、反ったりするから悪い家だと、次第に敬遠されるようになっていきました。それこそ大手メーカーの思惑通り、「売り手側が簡単に儲かる家」が日本中に増えていったのです。
では、なぜ国は売り手側ばかりが得をする法律を定めたのかと言えば、大手メーカーには、必ずと言っていいほど国土交通省の天下りが在籍しているのです。官僚上がりの国のOBを使い、メーカー側が有利になるように国に働きかけた揚げ句、健康への配慮が損なわれた住宅が増えてしまったのです。
ところが、隙間のない、高気密で建てられた家に工業化製品が使われると、化学物質の充満したビニールハウスの中で生活しているようなもので、そこで広がったのが、シックハウス症候群です。世論に叩かれ、国もようやく重い腰を上げたものの、いくつかのVOCが規制されただけで「安心」には程遠いのが現状です。
次項では、その様な建築業界の中で、快適な住環境づくりの為、弊社が特に推奨する対策をご紹介します。

NATURAL建築設計が推奨する住環境への取り組み
■セントラル浄水器【水の安心】
水道配管の元栓に浄水器「ビューター」を設置することで、住まいまるごと飲み水から料理水・お風呂・洗濯・洗顔・赤ちゃんのミルク・ペットや植物に与える水に至るまで暮らしに必要なすべての水・お湯を浄化します。
主な除去物質は、ヨウ素・残留塩素・総トリハロメタン・溶解性鉛・農薬(CAT)・カビ臭(2-MIB)・赤サビです。一般的な活性炭のヨウ素吸着量が「700mg/g」なのに対し、ビューターに使用している活性炭フィルターはその2倍以上にあたる「1500mg/g」の吸着能力があります。
水道水で野菜やお米を洗うと、塩素によってビタミン類が10~30%ほど損失をしてしまうことがありますが、残留塩素のないお水を使用すると、食材本来の栄養を損なうことなく接種することが可能なうえ、アトピーや肌荒れが改善した事例もあります。
その他にも、植物が活き活きとする、ペットの毛並みがよくなった、お米がふっくらと炊けるようになった、水周りの水垢がつきにくくなった、洗濯物の色落ちがしなくなったなど、水が関係する様々なことに変化を感じることができ、水に含まれる有害物質から大切な家族の健康を守ります。
■ホウ酸塩シロアリ処理【空気の安心】
これまでシロアリを駆除する薬剤といえば農薬系でした。ところが木材の表面に直接処理した殺虫剤が揮発して、居住空間に入り込むと住人の健康にもよくないうえ、保証はたったの5年間。防腐・防蟻効果を維持させるには5年ごとの再施工が必要で、お客様を無視した業者寄りの工法と言えます。
ホウ素系防腐防蟻剤は、有効成分に無機物の「ホウ酸塩」を採用。ホウ酸塩を表面処理し浸透させることによって、地中から侵入するシロアリを寄せ付けません。
また、ホウ酸塩は無機物であるため揮発することはなく長期間の効果を持続します。空気も汚さず、人体に対する急性毒性も食塩と比較しても約4倍も安心です。

■セルローズファイバー【構造体の安心】
古紙を繊維状にした自然素材の断熱
安全性
アメリカのセルローズメーカーの中でも国が安全を認めたわずか3社のうち1社を使用。アンモニアを含まないものなので、壁内の配線を劣化させるおそれがありません。
防虫効果
アンモニアに代わりに使っているホウ酸(ホウ素)は、化学物質ではありませんが、ねずみやダニ・ゴキブリを寄せつけない防虫効果があります。
不燃性
「古紙なら燃えやすいのでは…」いいえ、火を近づけても表面が炭化するだけで着火したり、燃え広がることもありません。
調湿
家1件分のセルローズの最大含水量は約2.5t、梅雨時は室内の湿気を吸い取り、乾燥する時には、吐きだす調湿効果があります。
防音
多孔性と高密度充填(グラスウールの約4倍)の施工により外部の騒音もやわらぎます。


■土地への炭素埋設施工【土地の安心】
「居心地が良く快適な空間」は、古くから「イヤシロチ(弥盛地)=(パワースポットと同意)」と呼ばれてきました。このような空間は空気が清々しく、身体がリラックスするため呼吸が穏やかになります。脳波も安定するため心も穏やかになり、健康の維持・向上に最適な空間といえます。
近年ではイヤシロチの研究が進み、マイナスイオンや遠赤外線が関係していることがわかり、以前よりも簡単に土地をイヤシロチ化(パワースポット化)できるようになりました。
NATURAL建築設計では、磁気測定や波動測定などで土地の状態や地脈を調べ、炭素埋設施工による磁場の調整を行うことで、住宅にもイヤシロチ化を取り入れています。
イヤシロチ化に使用する素材はすべて天然物で、その素材自体が本来持つ力を用いているため、イヤシロチ化の効果がなくなることはありません。
活性化木炭埋設により快適で居心地の良い空間を造り出す
活性化木炭埋設では敷地内に直径1m、深さ1mの円形の穴を掘ります。そこから半径15mの範囲がイヤシロチ効果が期待できる範囲です。
イヤシロチ空間はマイナスイオンが豊富に還元されるため、健康を促進し、食物が腐りにくく、建物の耐久性もすぐれ、食品等は美味しくなります。
イヤシロチ化するとマイナスイオンが発生しますので、室内は外気よりもキレイになり、除湿効果によりカビや雑菌は発生しずらくなるうえ、床下の防湿対策が完全なので結露がありません。シックハウス症候群の症状にお困りの方やアトピー・花粉症などのアレルギーにお困りの方などにも効果的です。また、蚊やハエ、ゴキブリといった害虫なども遠赤外線エネルギーを嫌いますので家に近寄りにくくなります。

■蓄熱式遠赤外線床暖房【構造体及び身体の安心】
建物の耐久性低下とシックハウス化の原因は、コンクリートやビニールクロスなどの有害新建材の使用と湿気問題、そして密閉性にあります。
土台や柱が湿気のために腐りはじめて白アリが発生すると、建物が傷み、改築せざるを得なくなります。また、土壌や室内が汚染されることによって健康も害してしまうのです。
蓄熱式遠赤外線床暖房では、床下にセラミック炭素を混入し、陰陽遠赤外線蓄熱式床暖房エネルギーシステムでエネルギーを高めます。そうすることで、湿気を防止し白アリによる被害や腐りを止め、土地を改善し建物全体の活力が促進されるため、耐久性や暖房効率を高めることができます。
室内を快適な温度に保つので24時間ぽかぽかと暖かく、冬の寒い朝でも裸足でいられます。お部屋全体が包み込まれるように暖かく、底冷え知らず。さらに、安い夜間電力を利用して蓄熱するので維持費を非常に低く抑えらます。
開発元
株式会社エースアンドエース
https://iyashinoyokohamataikenhouse.com/
住まいと健康 | ナチュラル建築設計【鈴鹿市】