家の中で楽しむ家
建築家コメント1階には掃き出し窓があるもの。部屋は全て使い方が決まっているもの。土間は玄関のスペースにあるもの。家づくりの、なんとなくの固定概念はあふれています。けれど、その概念を外して、自由に組み立てると新しい空間が広がります。中と外を繋ぐ“土間”。その空間を広げることで、家の中に外の要素を取り込み、天気や温度に左右されることなく、外空間でしかできないことを味わう。そこから広がる家全体が
家事動線・生活動線が充実していて機能的なのはもちろん、雨の日でも遊べるよう広々とした土間スペースに雲梯、ボルダリングなど家の随所に子供たちがわくわくする仕掛けを満載の楽しいお家が完成しました。プライバシーを確保しながらも明るく開放的で扉をなるべく設けないことで家族の存在をどこからでも感じられるひとつなぎの空間は、家族の仲をより深めていってくれるでしょう。
南北に長くひろい敷地なので、南側にゆとりある庭を確保することが可能でした。ただ、東側道路や近隣からの視線を意識して、プライバシーが確保できるように目隠しの壁を設けるようにしました。
また、道路に向かって圧迫感を感じさせないように、建物の形状を片流れにし平屋のような雰囲気になるようにして、外から見てもどんなお家なんだろうとワクワクするような外観にしています。お施主様から兎に角ワクワクしたお家にしたい。子供たちが遊びまわれるようなひと繋ぎの空間にしたい。というご要望でした。また、家事動線の充実や収納スペースの充実など機能性のご要望もありました。
そこで、玄関は昔ながらの土間スペースにし、リビングとつながる空間にすることでお子さんが雨の日でも縄跳びや工作などが出来る遊べる玄関にしています。さらに、シューズクロークに雲梯を設けるなど通路部分にも遊べるスペースを確保しました。階段、リビングを中央に配置し、シューズクローゼット、クローゼットやスタディ―スペースを繋ぎ合わせるだけで扉を設けることなく絶妙に空間を分けるようにし、一つの空間の中でも片付けなどがまとめられるようにしました。
玄関からは2WAYの動線を設けることでお客様と、家族の動線を分けることができ、いつお客様がきてもきれいに整えることが出来るお家にしています。子供たちはリビングのボルダリングが出来る壁を登り、吹き抜けと繋がる二階に上がったり、キッチン横のオープンの寝室、好きなところで遊びながら、家族がワクワク暮らせるようなプランとしました
正面から見ると一見平屋のようだが横から見ると片流れの形状になっており外から見てもどんなお家なんだろうとわくわくするような外観に。また、正面からは家の野化の様子が全く分からずプライバシーの確保にも。
家族の思い出や子供たちの作品などを飾れるよう玄関のニッチは大きく確保。またシューズクロークからスタディスペースへ繋がる動線には雲梯を設け、子供だけでなく大人も遊ぶことができます。
吹抜けにして開放感のあるリビングはあえて畳にし、ソファを置くことなくゴロゴロ寛げる癒しの空間に。壁にはボルダリングを設けて子供たちが楽しく遊ぶ姿をどこからでも見守ることができます。
食事の支度をしながら子供たちの様子を見守ることができるオープンなアイランドキッチン。真横にダイニングテーブルを配置することで食事の準備も片付けも最短動線にて行えます。
ナチュラルな雰囲気でおしゃれなトイレ。
おしゃれなモザイクタイルの明るい洗面は、脱衣室と扉で仕切ることができ来客時にも困らない。アイアンの物干しバーで部屋干しも可能、洗面の勝手口からすぐに外干しも可能な機能的な空間に。
ファミリークローゼットは洗面からすぐの場所に配置されているので、取り込んだ洗濯物を最短距離で収納することが可能な便利なウォークスルー型。
リビング横かつ玄関からすぐの位置にあるスタディスペースは、ランドセルや教科書も収納できるよう考えられた収納付き。集中したいときは扉を閉めて個室にすることも可能です。
2階の廊下の空間も有効活用して本棚に。たくさんの文庫本だけでなくおしゃれなマガジンラックも設けられています。
リビングの畳に合わせて障子を設け、そこを開ければリビングと繋がれる主寝室。扉付き収納や窓の外には布団干しバーも設置されていて機能的に。
スタディスペースは1階にあるので寝ることだけを目的とした子供部屋は融通が利くようシンプルに。将来的には2部屋に仕切ることも可能です。
建築家コメント1階には掃き出し窓があるもの。部屋は全て使い方が決まっているもの。土間は玄関のスペースにあるもの。家づくりの、なんとなくの固定概念はあふれています。けれど、その概念を外して、自由に組み立てると新しい空間が広がります。中と外を繋ぐ“土間”。その空間を広げることで、家の中に外の要素を取り込み、天気や温度に左右されることなく、外空間でしかできないことを味わう。そこから広がる家全体が
建築家コメントインドアにアウトドアを楽しむことを考えた家。外部からの目線や、内部のプライベートゾーンに対し、仕切りながらも開放的に住まうことを目的とした空間。目線で楽しむ中庭や、空の景色を切り取ったバルコニーは、インドアでアウトドアを楽しむことができる。
建築家コメント若い夫婦のための家。動物と植物を愛する二人のために、時間が経過するほど表情が豊かになる素材と暮らしの変化に許容する空間を提案しました。